サッカーのレベルも、注目度も、試合会場も何もかも天と地ほどの差があるのですが、
日本代表がギリシャと0対0で引き分けた試合と、
水橋FC17期生が1-1で引き分けた試合(PK負)と、
サポーターとして見て、試合が終わった後の満足感を比べて見ました。
少なくとも、私にとってのギリシャ戦は、生中継を見るために会社に嘘をついて遅れて出社して後ろめたい思いをするするほどの価値は全然ありませんでした。
監督は、早くからメンバーを固定するなという素人からのアドバイスに謙虚に耳を傾ければよかったのに。
日本サッカー協会の会長は、監督変えろっていう素人からの忠告を素直に聞いとけばよかったのに。
スタジアムから帰る日本人サポータは、決して胸を張って歩けたわけではないでしょう。地球の反対側まで来たことを後悔したか、後悔を隠すために「ニッポン!ニッポン!」と叫んだか、どちらかでしょう。とても悪い負け方でしたから。
一方の17期生。田舎の小学生の県大会の準々決勝です。
サッカーの内容的には、大盤振る舞いをしても70点しか付けられませんが、選手たちの戦う姿勢を見ることができ、全力を出し切った感じが伝わってきました。
帰りの車の中で「ありのままで」を歌うほどではないにしても、すがすがしい気分ではありました。いい負け方でしたから。
少年サッカーでは、ドリブル、パス、技術、勝ち、挨拶、チームワーク等々、こだわりを持って活動しているチームがたくさんあります。もし日本で初めてになれるのなら、水橋FCが負け方にこだわるチームになるのも、悪くないと思います。田原