1点リードされての後半残り時間わずか。

長身のFW(フォワード)を投入。あるいは長身のDF(ディフェンス)を前線に上げて、
DFから長身の選手めがけてロングボールを放り込む。長身の選手がヘディング。落ちてきた所を他の選手が拾ってシュート。

放り込み

前線にボールを送る前に奪われるリスクがなく時間のロスがないので、理にかなっているように思えるのですが、
本当によくあるシーンなんですが、
TVの解説者も「これでいいと思います」的な発言をするんですが、
先週も富山のアマチュアでは一番レベルの高そうなチームが残り15分間放り込み続けたのですが、

 

私には間違っているとしか思えません。

 

まず、このプレーで本当に得点の確率が上がるんでしょうか?

 

もしかしたら「確率が上がる」というデータがあるのかもしれませんが、あまり意味ないと思います。放り込んで同点に追いついたとしても、同じチームが同じ時間、放り込まなくても追いついていた可能性も同じくらいあるでしょうから。

 

仮に「放り込みは得点の確率が高い」のが事実だとすると、
あるいはそう信じるのであれば、後半の最後ではなく、前半の最初からすべきプレーってことにならないですか?だって得点の確率が高いわけですから。

 

どんなに勝ちにこだわる指導者であっても、前半の最初から放り込ませる人はいないでしょう。
「そんなことしてはいけない」と知っているからです。
そんなサッカーは退屈でツマラナイからです。

 

前半に「そんなことをしてはいけない」プレーは、
後半になっても「そんなことをしてはいけない」プレーなのだと、私は思います。田原