昔の話です。
ある大会の懇親会である指導者が「あいつ(そんなに有名ではないJリーガー)は俺が育てた」とその選手からもらったと自慢のユニフォームを着ながら話してました。「たまに顔出してもこんなユニフォームしか持ってこないんだよな」とか、「あいつは凄かった。それに比べて今の子は・・」とか、ちょっとしつこいのです。
「(あなたじゃない)他の人が育ててたら、日本代表に入ってたかもしれませんね」
言ってやればよかったと今でも後悔してます。
選手がどこまで成長するかは、その選手の才能と努力と運でほぼ決まる。指導者の役割は選手が育つのを邪魔しないこと、可能な限りで環境を整えること、だと私は考えます。(詳しくは別の機会に「少年サッカーのコーチ衛生要因論」を紹介します)
今日は中日の権藤さんのお考えを紹介します。
日本経済新聞2013.2.6